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英語の句動詞 (Phrasal Verbs) の発音の練習をしながらリンキングの達人になりましょう!
Saying Phrasal Verbs for Linking Practice (Part 2)

うちの英会話教室に来る新しい生徒さんに「英語のレッスンを受けようと思ったのはなぜですか?」と聞いてみると「スピーキングとリスニングを上達させるためです」と答える生徒さんが増えています。「東大で英語での博士論文を書き終えるためにライティングコーチが必要となり、そのためレッスンを受けたいです」と言う生徒さんも勿論いるのですが、ネイティヴや英語が上手な人とスムーズにコミュニケーションを取ることを目的に考えている人が多いようです。

英語のスキル以前に、自然でスムーズな呼吸で話すこと、単語と単語を繋げて話すことはとっても大切です。特に初級や中級レベルの生徒さんは、単語と単語を繋げて話すことでリスニングのスキルを上げることもできるので、linking(リンキング)は必要不可欠です。

それはなぜでしょう?単語を発音する時に、英字や音節だけに集中すると、その単語の全体的な発音を上手く真似出来なくなるからでしょう。同じように、何か英文を述べるときに、各単語だけに集中すると、文章の全体的な発音やサウンド、リズムなどを上手く真似出来なくなるでしょう。

もしあなたが英語の上級レベルだとして、上手に文章を繋げることが出来ないと、リスニングとスピーキングの能力が制限されてしまうことにお気付きでしょう。流暢に英語を話せるようになりたいのなら、linkingの脳トレーニングが最適です。

以前の『英語の句動詞の発音の練習をしながらリンキングの達人になりましょう! Saying Phrasal Verbs for Linking Practice (Part 1)』という記事で、句動詞を使う文章の発音の練習をしました。今回は、句動詞をたくさん発音しながら、単語と単語のlinkingの練習をしましょう。

① Linking with M and N

日本語には M と N の音がないので、日本人には発音がしにくいようです。
多くの場合 M と N の発音が小さすぎて、聞き取りづらいです。Linkingをする場合は前の単語の語尾を次の単語の語頭と繋げるので、語尾の M や N の音が小さいとリンキングがかなり聞き取りにくなります。

逆にネイティヴが英語を自然なスピードで喋ると、日本人には M と N の音の違いが聞き取れない場合が多いです。

英語で M と N の発音をする時に、息を吐きながら振動させます。
M と N の発音を習得するため、linkingをする時に大げさに振動を伸ばしてはっきり区別をすると良いです。
M は唇が振動して、N は鼻が振動します。

その M か N の振動を付け加えながら、吐く息の量を減らさずに次の単語の語頭とlinkingをします。

① M and N

② Linking with S (C), X, SH, Z and W

この文字の発音をする時に、息をたっぷり吐きながら、音を大きく(長く)します。

S と SH の発音の違いは吐き方によります。S は舌先の方に息を真っ直ぐ吐いて、SH は舌の右左の横側の方に息を吐きます。
場合によって、C の発音は S と同じです。

X は CKS と同じ発音なので、最後に S の音を付け加えます。

S と Z の口の形は基本的に同じで、S は無声音で、Z は有声音です。Z の音を出す時に、声帯から舌を振動させながら声を出します。

W を言うときに、唇先をキスするような形に尖らせて、吐きながら唇を振動させます。唇先に力に入れないと振動が出ません。

② S (C), X, SH, Z and W

③ Linking with V and P

V の発音をする時に、上の前歯で下の唇を噛んで、下の唇を振動させて喉声を加えます。かなり力を入れないと、W の音になってしまうので、強めに下唇を噛んだ方が効果的です。

日本人の P はネイティヴより小さくて、「パ行」の発音になりやすいです。英語の P の音をきちんとするために、唇を開く前に、息を吐きながら両方の唇を強めに押し合って弾きます。

③ V and P

④ Linking with L and R

日本語では「ラ行」のラ・リ・ル・レ・ロで発音できない L と R の口の形、舌と顔の筋肉の使い方がかなり違います。
Linkingをしながら練習したら、L と R の発音も身に付きます。

L と母音をlinkingする時に、舌全体(舌先だけではなく)を上顎までぎゅっと持ち上げて、息を吐きながら舌の奥と口蓋を振動させます。

R を言う時に、舌を口蓋の内の方に巻いて、息を吐きながら顎と喉の前の方を振動させます。

④ L and R

⑤ Linking with A, E (Y), I (Y), O and U

日本語では母音と母音を繋げる単語が多いので、英語で母音と母音を繋げることはそう難しいことではありません。
しかし、日本人が母音で終わる単語と母音で始まる単語を喋る時には、単語と単語の間の音を分けて話す癖が強いです。
その原因は二つあると思います。

まずは、英語の母音は少なくても二つの音があるのに、日本人が A、E、I、O、U の字を考えるときに、ローマ字やカタカナの「ア行」などの発音を思いだして混乱する場合が多いです。

二つ目の原因は、日本のニュース、テレビ、動画等で、日本人のアナウンサーや芸能人、ユーチューバー、インスタグラマーなどの方々は英語を喋る時に、単語と単語をキチンと分けて話す場合がほとんどです。母音と母音を繋げること自体はそんなに難しくはないのですが、普段から普通の英語に触れていないとなかなか容易ではありません。

結論は、リスニングです。特に英語の相手の声を聞くことだけではなくて、自分の声も普段からリスニングするべきです。ネイティヴの自然な繋げ方をたっぷり聞いて繋げる発音を練習することです。

Y の発音には二つの音があります。場合によると I か E と同じです。その代わりに I と E を繋げる時には、母音の最後に Y の発音を使うのは自然で聞き取りやすいです。Y を言う時に、息をたっぷり吐きながら舌の奥の方を振動させます。吐く息を止めずに振動を伸ばしながら、舌に力を入れながら次の単語の語頭と繋げます。

⑤ A, E (Y), I (Y), O and U

⑥ Linking with CH, CK (K) and G

CH, CK (K) と G の 子音を繋げるのは、日本人には比較的簡単です。吐く息を沢山使って発音をしっかりしてください。CK と K は同じ発音です。G は場合によってハードの G かソフトの G になるので二つの発音があります。Ng (ng) は特別なケースなので、注意してください!

⑥ CH, CK (K), and G

⑦ Linking with D and T

D と T の発音はカタカナの「タ行」と「ダ行」の発音と大きな違いはありません。ただし、日本人は英語を喋る時に吐き出す息の量が少ないのと、舌にあまり力を入れないので、D と T の発音が基本的に小さく聞こえます。まずはたっぷり息を吐き出しながら舌先を大げさに弾いて音を大きくします。D と T それぞれの音をはっきりと区別して、聞き取りやすいように空気が破裂するような発音をしてみましょう。

⑦ D and T

 

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